日本眼科学会:ぶどう膜炎診療ガイドライン
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ぶどう膜炎診療ガイドライン

日本眼炎症学会ぶどう膜炎診療ガイドライン作成委員会

緒言

 ぶどう膜炎の歴史は古く、uveitisという言葉は元来ラテン語のぶどうuvaに由来している。文献上ぶどう膜炎という学術用語は1830年にMackenzieによって初めて用いられた。しかし、当時はまだ眼底鏡もなく、肉眼で前部ぶどう膜炎所見を観察しつつ治療していた。その後、von Helmholzによる眼底鏡の実用(1851年)を端緒として、20世紀に入ると各種診断・検査機器の開発により、後部ぶどう膜炎の検査、診断が長足の進歩を遂げるようになった。それに伴って、ぶどう膜炎の病因や分類、臨床像の特徴、病態解明、診断基準、そして治療法の開発は顕著に変化、進歩し、21世紀の現在、その疾患概念は国際的にも統一されつつある。
 一方、ぶどう膜炎はひとたび発症すると再発を繰り返し、慢性遷延性経過をたどることが多い。したがって、ぶどう膜炎患者が受診するとつい苦手意識が先行し、病態に即した全身検査や病因検索なしに単に「ぶどう膜炎」という診断名で漫然と経過観察される症例も少なくない。
 本邦ではこれまで、いくつかのぶどう膜炎に関する総説や教科書が出版されてきた。我々は21世紀の新しい情報を取り入れ、ぶどう膜炎に関するガイドラインを作成することとし、ここ数年間検討を重ねてきた。そして今回、日頃から多数のぶどう膜炎患者診療に従事している日本眼炎症学会のぶどう膜炎を専門とする眼科医を中心として、この「ぶどう膜炎の診断と治療」についてのガイドラインを作成するに至った。
 このガイドラインでは、全体の構成を大きく総論、そして各論としての感染性ぶどう膜炎および非感染性ぶどう膜炎という3つに大別した。その総論部分ではぶどう膜炎の疫学、用語、報告基準、所見の定量、局所・全身治療、そして合併症の外科的治療について詳述した。次に各論の感染性ぶどう膜炎では本邦でよくみられる9疾患を取り上げた。また、非感染性ぶどう膜炎ではこれを前部ぶどう膜炎、汎ぶどう膜炎、そして後部ぶどう膜炎に分け、16疾患を取り上げた。各論ではそれぞれの疾患について、原因、炎症の主な部位、罹患眼、発症、病期、疫学的特徴、診断基準、眼所見、全身所見、重要な眼および全身検査所見、特徴的な眼合併症、鑑別すべき疾患、治療、そして代表症例という14項目に分けて概説した。なお、代表症例と、添付されている典型例の写真は必ずしも同一症例ではないことを予めお断りしておきたい。
 これらの分類や疾患の用語は国際共通語として現在グローバルに用いられ、さらに詳細な国際共同研究が進行中のStandardization of Uveitis Nomenclature(SUN) Working Group提案によるterminologyに準拠している。このSUN terminologyについては本ガイドライン中の「総論のII 用語、報告基準」の部分で、岡田が詳細に解説している。なお、この各論はそれぞれの疾患の典型的な臨床所見を記載したものであり、いわゆる診断基準ではない。ぶどう膜炎の臨床所見は病期あるいは患者背景によっても異なるため、疾患名を決定するにはぶどう膜炎の専門書を参照にするなり、専門家に相談することが望ましい。(日眼会誌123:635-696,2019)


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