日本眼科学会:理事会から(110巻9号)
日本眼科学会 Japanese Ophthalmological Society
サイト内検索
検索方法
English HOME English English
会員専用コンテンツMY NICHIGANDEX
サポートセンター
HelpMY NICHIGANDEXとは?
MY NICHIGANDEXへログイン
お問い合わせ サイトマップ
メインナビゲーションを飛ばす
Home会員のみなさまへ理事会から > 理事会から(110巻9号)
会員のみなさまへ
コンテンツインデックスへ戻る
学術集会
専門医制度
生涯教育
ガイドライン・答申
各種手続
学会誌
理事会から
日本眼科社会保険会議
学術賞・助成金一覧
眼科関連学会

理事会から

理事会から

 理事の一人として、また専門医制度委員会の卒後研修委員会委員長として専門医制度に関わる仕事を担当してきましたことから、専門医制度担当の木下 茂常務理事からのご報告と重なる点もあるかと思いますが、私なりに理解している最近の眼科専門医教育に関する話題について少し述べさせていただきます。これまで理事会からのページには、日本眼科学会専門医制度について平成17年7号に田野保雄理事長から、また11号には木下 茂常務理事が専門医制度委員会委員長として述べられておりますとおり、専門医制度に関わる諸問題は日本眼科学会における最重要検討事項の一つであることを会員の先生方に於かれましてはよくご理解いただいているかと思います。とくに今年度4月からは、新臨床研修制度の2年間を終了した最初の後期研修を目指した先生方が入局し、後期研修医としての彼らの動向は今後の日本眼科学会の新しい展開に影響を及ぼすことと思います。彼らがどのように教育され日本の眼科のレベル向上に寄与できるのかが問われていきます。眼科では専門医制度発足から20年以上が経過し、一定の制度の成熟はみておりますが、スピードの速い眼科医療の進歩や疾患の変遷、女性医師の現場での診療実績の問題、新臨床研修制度の発足による医師の施設分布の変化などによる制度の見直しや、再教育制度など課題は山積しています。また、社会からのニーズの変化、国民が医療に期待するものが明示されるようになってきた今、日本眼科学会としても専門医制度の更なる充実に邁進すべき状況になっております。

 実際、各学会の専門医制度の代表者が参加している日本専門医認定制機構(今後は日本専門医制評価認定機構という名称になり、各学会の専門医制度の評価や専門医認定に、より積極的に関わっていく姿勢が示唆されます)からは、各学会における専門医制度の一層の充実が求められています。それは、後期研修における研修内容の達成度の評価を十分に行えること、つまり、専門医の質の確保が、現状では各学会に任されており、日本眼科学会での具体化された指導プログラムの提示が求められています。研修施設認定には、認定施設ごとの研修カリキュラム作成が必須とされており、指導担当者に向けた指導マニュアルの作成や指導者講習を整備するなど、目に見えた形での評価を打ち出すことが求められています。また、資格更新についても現役で診療を行っていることや受講確認を厳格に行うことなどが指導され、今後もとくに国民の視点からみて厳格に専門医制度運営が行われる方向であることが確認されています。このような指針にしたがって、日本眼科学会でも先の理事会・評議員会において、後期研修を行う研修施設の認定や評価について話し合われ、専門医制度の規則に新しい項目が追加されました。

 すなわち、このような背景に基づき、専門医取得までの後期研修期間に、専門医に必要なカリキュラムを網羅した教育プログラムを具体的に立てていく最初の一歩として、認定施設として旗を掲げていく大学病院や総合病院から提出された教育プログラムの評価、承認がすでに5月に行われました。この後期研修教育プログラムは、新しい臨床研修制度の下での手始めとして、後期研修の当初2年間のうちの1年以上をこれらの病院で臨床研修を行うためのもので、初期臨床研修2年終了後から、専門医試験までの4年間のうちの僅か1年の計画について提示されるものです。残り3年間はこれらの施設のみならず多くの病院、施設での臨床実績を積んでいかなければならないことから、これらの施設についても自主的な、あるいは大学を中心とした十分な教育カリキュラムが必要であることは申し上げるまでもないでしょう。新臨床研修制度を終了した医師が入局してくることから実際、早急にこれらの制度が整備されなければならなかったわけですが、今後もある一定の見直しは、制度を運用する上で、行われていくものと思われます。

 本年6月の3日間、日本眼科学会理事を中心に中長期計画を策定する勉強会が行われました。その中で、国民の目で見た専門医というものが求められている現在、高いレベルの専門知識と実践技術を維持するためにも、専門医資格更新の際の認定方法についても考えていかなければならない状況にあることがあげられました。また、一方では眼科研究への意欲向上は、将来の眼科を担う医師の育成として極めて重要であり、専門医制度の充実と平行して行われる臨床研究の推進は大変意味のあるものかと思います。日本のすばらしい臨床研究の成果を世界に発信していくということも重要課題であることを再確認いたしました。

財団法人日本眼科学会
理事 寺崎 浩子

メインナビゲーションへ戻る
このページのトップへ
お問い合わせ利用規約プライバシーポリシーアクセシビリティ
Copyright © 公益財団法人日本眼科学会 All rights reserved.