日本眼科学会:理事会から(116巻10号)
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理事会から

 日本眼科学会が発行している雑誌に、日本眼科学会雑誌(日眼会誌)とJapanese Journal of Ophthlamology(以下JJO)があります。今回の「理事会から」ではJJOについて取り上げてみたいと思います。

 現在、JJOは澤 充教授がEditor-in-Chiefを務められ、望月 學教授、柏井 聡教授のお二人がCo-Editor-in-Chief、日本眼科学会編集担当理事の白神史雄教授がAssociate Editor-in-Chief、そして岡田アナベルあやめ教授、西田幸二教授、山本哲也教授、それに私がExecutive Editorというメンバーで編集作業を行っています。また、JJOにはsubspecialtyごとにSection Editorの先生方がおられ、投稿論文の査読作業と改変、採否の提案をしていただいています。英文校閲についてはReuben M. Gerling先生に随分お世話になっています。申し上げるまでもなく、日眼事務局の絶大なサポートがJJOの編集には不可欠です。

 さて、JJOが他の英文雑誌と大きく異なる点に、その編集システムが挙げられます。多くの雑誌では、Section EditorやAssociate Editorがreviewerのコメントとその論文を担当したEditorの意見を参考に論文の採否、改変を決めています。最終的には一人の人間が判断して採否、改変を決定しているわけです。一方、JJOは先ほど名前を挙げた8名が編集会議で顔を突き合わせて、論文をどうするのかを決めます。投稿された論文に改変を依頼するのも、また、改変された論文を採択するかどうかも8名の合議制で決めます。毎月、30篇以上の論文が投稿されてきますので、編集会議のメンバーはそのすべての論文に目を通し、査読コメントを読んで会議に臨みます。

 このような編集スタイルを維持するためには、大変な労力が必要となります。その代わり、JJOの編集作業は非常に緻密に、また公平に行われます。しかし、編集会議は1か月に1回しか開催できませんので、どうしても投稿から採択までに必要な時間が長くなるという欠点も生じます。忙しい時代にこのような編集スタイルが良いのか、JJOに投稿されている先生方に議論していただくことも将来に向けて大切だと思います。このように、大変な努力で成り立っているJJOですが、最近、投稿規定を読まずに投稿しておられるのではないかと思われるような論文投稿が増加しています。どの雑誌にもその雑誌固有の図表のスタイルがあります。図表のスタイルが雑誌の求めているものと異なっていたら、必ず改変の作業が入りますので採択になるのは次の編集委員会の後になります。是非、論文を投稿される前に投稿規定を熟読して少しでも早くに論文が掲載されるように心がけていただければと思います。

 ところで、皆さんご存知のように学術雑誌にはインパクトファクター(IF)という数字がついてまわります。このIFは、ニューヨークにある大手情報企業のトムソンロイターが毎年発表しているものです。このIFは、実に簡単な計算式で計算されています。具体的には、2011年のJJOのIFは、2009年と2010年の2年間にJJOに掲載された論文が2011年に何回引用されたのかという被引用数を2009年と2010年の2年間に掲載された掲載論文数で割ったものになります。この2年間に合計184篇の論文がJJOに掲載されました。そして、2011年にこれら184篇の論文が合計170回引用されました。よって、2011年のJJOのIFは0.924と計算されています。この0.924というIFは決して高いものではありません。眼科の雑誌でIFを持つものは2011年には56誌ありました。IFだけでみれば、JJOは56誌のうち、42位という順位にあります。7月号の「理事会から」に西田教授が日本の国際性優位性低下の心配を書いておられましたが、日本眼科学会が出版する雑誌のIFが56誌中42位に甘んじているという現実についてもよく考えてみる必要があると思います。

 JJOの編集部がどんなに頑張っても、良い論文を投稿してもらわないとJJOのIFが高くなることはありません。編集部ではIFを上げる努力をしていますし、今後も地道にしかし確実に編集作業を続けていきますが、皆様には是非素晴らしい論文をJJOに投稿いただきたいと思います。良い雑誌を持つことは日本眼科学会の価値を大いに高めるものです。そして、良い雑誌は一朝一夕にはできません。先人の努力の賜でもあるJJOをさらに支援していただきたいと強く希望いたします。

財団法人 日本眼科学会
理事 吉村 長久

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