日本眼科学会:JJOの今後を考える(116巻11号)
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JJOの今後を考える

 編集担当理事として2年目を迎えました。主な役目は、日本眼科学会雑誌の編集委員長と、同じく学会機関誌であるJapanese Journal of Ophthalmology(JJO)のAssociate Editor-in-Chiefです。現在、この編集担当としての仕事の中で最も気懸りなことは、JJOのImpact Factor(IF)であります。今回はこのJJOに関して現状と今後の展望について述べます。

 ご存知のようにIFは科学雑誌のレベルを知るうえで最も重要な指標です。勿論これだけで評価するのは問題ですが、現時点ではこれ以外に科学雑誌を公平に評価する指標はないと言っても過言ではありません。ご存知とは思いますが、IFは、当該年度の1年間に、その1年前と2年前に掲載された論文が引用された回数を同じ2年間の掲載論文数で割った数値です。例えば2012年度のある雑誌のIFは、【2010年、2011年の2年間に掲載された論文が2012年に引用された回数】/【2010年、2011年の2年間の掲載論文数】です。さて、肝心のJJOのIFですが、2008年度、2009年度に1.2を超えて眼科学分野の国際誌の中で30位前後になりましたが、私が編集理事になった直後の2011年の発表でIF(2010年度)が1.054で36位と低下し、本年の発表ではIF(2011年度)が0.924の42位となってしまいました。この残念な結果に、JJOに愛着のある先生方からIndian Journal of Ophthalmologyの1.019にも負けて、編集理事として今後どうするのかというお手紙までいただきました。表に示すように、この4年間のIFの分子の被引用回数がほとんど横ばい状態であるのに対して、IFが上昇した2008年度、2009年度では2010年度、2011年度と比較してIFの分母の掲載論文数が少ないことが分かります。

 さて、JJO創刊の目的である「我が国の優れた論文を世界に発信する」という方針、使命に変化はありません。しかし、以前と異なり、優れた論文を欧米のmajor journalといわれるIFの高い雑誌にまず投稿する傾向のある現在では、JJOへの投稿はそれらの雑誌を不採用になった論文である場合が多く、正直言って質のあまり高くない論文が多い傾向にあります。以前から思っていたことですが、私自身JJOの掲載論文の質の向上を図るべきだと思っています。米国に次いで世界で2番目に主要国際雑誌への掲載論文数の多い我が国のレベルを考えると、学会機関誌のJJOはそれにふさわしいレベルにするべきではないでしょうか。

 自己引用率が高すぎることは好ましいことではありませんが、JJOは表に示したようにむしろ低すぎる傾向にあります。JJOに投稿される際には、直近2年以内のJJOの引用すべき論文がreferenceで抜け落ちていないかをチェックしていただければと思います。そのほか、JJO以外の国際誌に投稿する際にも直近のJJOの論文を引用していただければ幸いです。また、JJOの掲載論文を読んでもらうために、現在、評議員や指導医に送っているメールマガジンを使いやすく改訂したJJO Table of Contents Alertを内外の研究者にメールで送ることを検討していますが、このことが結果的にJJOの論文を引用しやすくすることにつながるかもしれません。

 会員の先生方も、英語論文を国際誌に投稿する場合、直近のJJOの論文を引用していただければ幸いに存じます。勿論、IFのみを重要視して本来の編集業務を怠るわけではありません。すなわち、新しい情報を提供するpriorityの高い論文を掲載する、受付から受理までの期間を短縮する、そして我が国からの優れた論文を海外に発信する、などを念頭において今後さらに編集作業に鋭意努力していきたいと存じます。

 以上、JJO、日本眼科学会雑誌の刊行に際して、今後とも先生方のご支援をよろしくお願い申し上げます。

表 JJOのImpact Factorの推移
年度 2008 2009 2010 2011
Impact Factor 1.257 1.272 1.054 0.924
2年前に出版された論文の
被引用回数
116 111 126 118
1年前に出版された論文の
被引用回数
70 62 49 52
2年前の出版論文数 81 67 69 97
1年前の出版論文数 67 69 97 87
自己引用率 6% 10% 5% 8%
眼科学分野における順位 29位/48誌 32位/49誌 36位/55誌 42位/56誌

財団法人 日本眼科学会
常務理事 白神 史雄

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