日本眼科学会:ARVO雑感(117巻7号)
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ARVO雑感

 Association for Research in Visual Science and Ophthalmology(ARVO)に参加して、帰国したところです。ARVOはご存知のように、眼科研究の発表を行う学会としては世界最大規模のものです。以前は基礎研究の発表の場でしたが、最近は臨床研究も多く発表されており、演題数は7,000前後あります。演題の約半分がアメリカ国内から、残りの半分が他国からであり、文字通りinternationalな学会です。ARVOはこの20年ほどはフロリダ半島の太平洋側のFort Lauderdaleで開催されてきましたが、今年からは毎年開催地を変えることになり、今年はSeattleであり、2014年はOrlando、2015年はDenverが予定されています。さらに2018年にはHonoluluが予定されています。楽しみですね。今年は開催地がアメリカ西海岸であったためか、ヨーロッパ各国からの演題数が20%ほど減少し、逆にアジア各国からの演題数が軒並み増えていました。日本からの演題数は2012年の420から今年は455と増加しています。これはイギリスの294よりずっと多く、アメリカの3,410に次いで2番目の演題数です。アジア各国からの今年の演題数をみると、中国167、韓国189、シンガポール79、香港22などとなっています。演題数をみると日本の眼科研究のプレゼンスを示すことができているように思います。各大学の指導者の先生方が若い先生たちにはっぱをかけているおかげでしょう。もちろん、西田幸二先生が昨年第116巻7号の「理事会から」で書かれていたように、眼科研究の領域でもアジア各国の台頭が著しく、演題数だけで安心していられるものではありません。質の高い研究を日本から数多く発表できるように努めていかなければならないと思います。

 2年前からARVOのannual meeting program committee(AMPC)という学会プログラム委員会の委員を務めさせていただいています。国内の多くの先生方からの応援もあり選んでいただきました。AMPCは日眼の総集会プログラム委員会と同様に、年次総会でのシンポジウムの内容や講演者の決定、一般演題の採否の決定、口演とポスターの振り分け、座長の決定などの仕事を行います。角膜、網膜、緑内障など17の領域に分かれており、各領域に3〜6名のメンバーがいます。メンバーは3年間の任期で、各領域で毎年1、2名が交替していきます。3年目のメンバーがリーダーシップをとります。これまでにも多くの日本の先生方がAMPCのメンバーを務められてきたと聞いています。現在は、immunology領域で望月 學先生、retina領域で村田敏規先生、cornea領域で私がメンバーとなっています。今回、石田 晋先生が新たにretina領域で選ばれたと聞きました。現在のAMPCの総勢約60名の国別構成員数をみると、3分の2がアメリカで、残り3分の1はイギリス、ドイツ、日本、オーストラリアなどの各国となっています。アジアからは日本のみです。AMPCはARVO年次総会のプログラムに関して、多くの事柄を決める権限を持っていますので、やはりたくさんの日本の先生方にメンバーとして入ってほしいものだと思います。毎年4月にAMPCの新しいメンバーを決める投票が行われます。ARVO学会員にはARVOから投票をお願いするメールが届いているはずですが、投票されない先生も多いのではないかと思います。誰に投票してほしいなどと言うつもりはありませんが、特に日本からの立候補者がいるときにはぜひ投票に参加していただければと思います。

 今回の学会中に日本のある先生にお誘いいただきSingapore Eye Research Instituteのレセプションに参加しました。多くの参加者があり盛会でした。その先生の大学も以前からARVOでレセプションを開かれており、外国の先生方と交流したり留学先を決めたりするのに有用であるとお聞きしています。日本の多くの大学がこうしたレセプションを開くようになったらよいと感じました。日本の眼科研究のプレゼンスを示すためには、論文や学会での発表が何より大切と思いますが、もし可能ならARVOやAmerican Academy of Ophthalmologyといった大きな国際学会の場で、日眼が主体となってJapan receptionといったものを毎年開催するというのもいいのではないかと個人的には思いました。

公益財団法人 日本眼科学会
理事 天野 史郎

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