日本眼科学会:日本眼科学会執行部の新体制と今後の眼科(119巻6号)
日本眼科学会 Japanese Ophthalmological Society
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日本眼科学会執行部の新体制と今後の眼科

役員改選
 今般、日本眼科学会(日眼)の役員改選があり、新しい執行部が誕生しました。

 山下英俊理事長以下、常務理事が大鹿哲郎(庶務)、小椋祐一郎(会計)、寺崎浩子(編集)、西田幸二(渉外)、大橋裕一(保険)、白神史雄(記録)、石橋達朗(専門医)の陣容となります(http://www.nichigan.or.jp/about/yakuin.jsp)。公益法人制度改革に伴った公益財団法人への移行のために、前執行部は特例として4年間の任期でしたが、今期から通常の2年任期に戻ります。

前期を振り返る
 前期には、財団法人日本眼科学会から公益財団法人日本眼科学会への移行(2013年2月1日)、国際眼科学会(World Ophthalmology Congress®:WOC)の主催(2014年4月2日〜6日)といった大事業がありました。歴史的なイベントであり、多くの困難もありましたが、石橋達朗前理事長の下、関係者一同が力を合わせてこれらを成功裡に終えることができました。

 また、東日本大震災(2011年3月11日)における被災地眼科医療支援活動、超大型台風(2013年11月8日)によって甚大な被害を受けたフィリピンへのビジョンバン派遣では、日本眼科医会(日眼医)と密に連携し、速やかに対応することができました。初期研修医や医学生に眼科の魅力を伝えるためのサマーキャンプも、日本眼科啓発会議の企画・運営で3年前に始まり、今年で4回目となります。隔年行われる診療報酬の改定には、日本眼科社会保険会議を中心に対応し、数多くの問題に対処しました。こういった日眼医や眼科関係協会および各位との連携はこの4年間でますます深まり、非常に有機的な活動を行えるようになっています。

今期の喫緊の課題
 さて、新執行部が待ったなしで取り組まなくてはいけないのが、日本専門医機構による新しい専門医制度への対応です。

 日眼は1982年に専門医制度を発足させ、これまでに1万名を超える眼科専門医を認定しています。しかし今後、専門医制度は各学会が行うのではなく、一般社団法人日本専門医機構という第三者機関が認定することになります。今年(2015年)医師免許を取得し、4月から初期臨床研修を開始した医師は、新しい専門医制度が規定した研修プログラムのもとで、2017年度から専門研修(従来の後期研修)を開始することになります。そして予定では、その4年後の2021年に新しい専門医制度による最初の眼科専門医認定試験が実施されることになっています。一方、現行の日本眼科学会認定眼科専門医は、順次、日本専門医機構認定の専門医に移行して更新していくことになりますが、条件や日程などの詳細は検討中です。日眼がこれまで培ってきた専門研修や生涯教育の活動が、新しい専門医制度にも継承・反映されるよう、日本専門医機構に積極的に働きかけていこうと考えています。石橋専門医制度理事を中心に、他学会とも連携を取りながら、そのための制度設計を進めていきます。

ポール・マッカートニー公演に衝撃を受け
 さて、唐突ですが、ポール・マッカートニー武道館公演の余韻に浸っています。ビートルズ以来49年振りの武道館公演ということで、大変な盛り上がりでした。72歳というのに全28曲(東京ドームでは37曲だったようですが、武道館ではビデオ撮影のために曲目セットが異なったようです)、2時間強、水も飲まず、休憩もせず、原曲と同じキーでシャウトし、歌い切りました。まさに衝撃的でした。ポール・マッカートニーはギネスブックに「ポピュラー音楽史上、最も成功した作曲家」として認定されています。

 しかし、いかに類いまれな才能があるにしても、50年を越えてその地位を保持し続けるのは驚くべきことです。ビートルズ時代の宝物のような楽曲だけでなく、ウィングス時代、そして最近に至るソロ活動においても素晴らしい曲を生み続け、デビューから半世紀以上経過した現在でも、現役ミュージシャンとして第一線で活躍、高いパフォーマンスを維持しています。

日眼の歴史と今後
 日眼は1897年(明治30年)に第1回総会が開かれました。我が国の医学学会としては日本解剖学会に次いで2番目、臨床医学会としては最も古い歴史を持ちます。世界的には、ドイツのGerman Ophthalmological Society(DOG)が1857年設立と最も古く、英国のOphthalmological Society of the United Kingdomが1890年(Royal College of Surgeonsの眼科部門と合併して現在のRoyal College of Ophthalmologistsとなったのが1988年)、フランスもおそらく同じ頃(1880年代?)、アメリカではAmerican Academy of Ophthalmology and Otolaryngologyという眼科と耳鼻科の合同学会が設立されたのが1896年(American Academy of Ophthalmologyとして眼科学会が独立したのが1979年)となっています。すなわち、日眼は世界でも有数の長い歴史を誇っていることになります。

 しかし、歴史の上に胡座をかいているわけにはいきません。アジアの各国は研究にしても臨床にして凄まじい勢いでその水準を上げ、日本を急追しています。アジア太平洋眼科学会(APAO)では日本はまだかろうじて指導的立場にありますが、今のままではその地位は早晩失われるでしょう。日眼には積み重ねてきた大きな財産がありますが、それに甘えず、未来に向かって新しい価値を生み出し、また積極的に外に向かって発信していく必要があります。オールディーズだけではもはや相手にされません。

 49年振りの武道館公演というのが、36年振りの国際眼科学会主催と何となく重なって思えたのも、こんなことを考えた理由の一つです。Let it rockですね。

公益財団法人 日本眼科学会 常務理事 大鹿 哲郎

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