日本眼科学会:理事会から(121巻6号)
日本眼科学会 Japanese Ophthalmological Society
サイト内検索
検索方法
English HOME English English
会員専用コンテンツMY NICHIGANDEX
サポートセンター
HelpMY NICHIGANDEXとは?
MY NICHIGANDEXへログイン
お問い合わせ サイトマップ
メインナビゲーションを飛ばす
Home会員のみなさまへ理事会から > 理事会から(121巻6号)
会員のみなさまへ
コンテンツインデックスへ戻る
学術集会
専門医制度
生涯教育
ガイドライン・答申
各種手続
学会誌
理事会から
日本眼科社会保険会議
学術賞・助成金一覧
眼科関連学会

理事会から

理事会から

 ご存知の先生も多いと思いますが、日眼は国内の医学系学会の中では日本解剖学会に次いで2番目、臨床系の学会としては最古となる121年の歴史を誇っています。この伝統ある学会の常務理事を拝命いたしました。常務理事の中にもいくつかの役職があり、向き不向きもあろうかと思いますが有無を言わさず庶務理事を担当することになりました。改めて‘庶務’とは何なのか、総務とはどこが違うのかということで、Yahoo! の言葉の知恵袋で調べたところ、そのベストアンサーには「庶務とは電話応対、来客対応、伝票処理、小口金管理、書類・資料作成、データ入力…とオフィスの様々な業務を一手に引き受ける仕事である。」とのことでした…。さすがに電話対応や小口金管理等の仕事は回ってこないと思いますが、任期中は新たに理事長になられた大鹿哲郎先生をしっかりサポートしてまいりたいと思います。

 さて、日眼役員の任期ですが、石橋達朗元理事長をはじめとする歴代理事の先生方のご努力により、4年前の平成25年に日眼が公益財団法人として生まれ変わった後は移行期間があったため、しばらく評議員選挙も行われておりませんでした。6年ぶりに行われた先の改選では65歳定年制などが導入されたこともあって、評議員の顔ぶれが大幅に入れ替わり、同時に途轍もなくパワフルな名誉会員の先生方が一気に増えました。諸先輩方のご指導を仰ぎつつ、長い歴史を誇る日眼がより良い方向に向かっていくよう、理事会、評議員会、そして会員の先生方と歩みを進めてまいりたいと思います。直近の評議員会の場で某名誉会員が指摘されておりましたが、日眼が日本眼科医会と培ってきた良好な関係や一体感を維持しながら、あるいは一体感を超えて場合によっては一体となって、今後の諸問題に対応していく必要が出てきていることも認識していかなければならないように思います。

 さて、昨今の眼科医療を取り巻く諸問題を挙げていくとなると無限に出て来そうですが、今回は医師の偏在と学会の国際化について改めて考えてみたいと思います。

 最近の報道によれば、厚生労働省の有識者会議は国に対して、医師の都市部への偏在や地方における医師不足解消に向けて都道府県の権限を拡大し、地域ごとに主体的な取り組みを実践していくための仕組みを作るよう求めたとのことです(4月8日付、読売新聞)。具体的には、例えば現在は必ずしも十分に機能しているとは思えない地域枠入学制度などを、各自治体の権限によって現実的に運用していくことを可能にしていくということでしょうか。全国各地から聞こえてくる悲鳴に対して遅まきながら国と自治体が本気で取り組んでいただけるのであれば、それは朗報ですし、眼科にとっても無縁な話ではなく、日眼としても日本眼科医会とともに取り組んでいくべき課題でしょう。

 もう一つの学会の国際化については昨年の「理事会から」でもその期待と不安について触れさせていただきました(日眼会誌第120巻8号)。国際化に向けた取り組みとして、村上 晶学会長のもと過去最高の参加登録者数を記録した先の第121回日眼総会では、一般演題を含むすべての発表は募集の段階で、「英語による抄録の提出」、「英文スライドの用意」、「英語による口頭発表」、「英語による学術展示」が推奨されることが初めて明記され、ここ数年続いている主にアジアの眼科医を交えての国際シンポジウムも数多く企画されました。日眼における英語の導入については、今回は初めての試みでもあり、基本的には任意だったこともあったことから一部のシンポジウムを除けば必ずしも十分に浸透していたとは言えず、多くの日本語による発表の中に、アットランダムに英語が混在していたというのが実情であったと思います。その様子はあたかも髪をすべて金髪に染めた後に改心して黒髪が伸びるのを待っている状態、すなわち黒の中に金色がまだらに混ざっている、あの中途半端なヘアスタイルといったところでしょうか。もちろん、これも産みの苦しみというもので、やがて日英の比率に逆転が起こり、いつの日か会場は英語一色となって海外からの演題の応募数も飛躍的に増えていくのかもしれません。あるいは反対に、様々な議論を重ねていく過程で攘夷運動のようなムーブメントが起こる可能性がないとも言えませんし、実際、学会の会場内では「ていうか、何故国内で英語なわけ?」といった声が聞こえたことも事実です。しかし、尊王攘夷の急先鋒であった薩摩も長州も、維新後はあっという間に欧米化していった順応性の高さがこの国民の真骨頂かもしれず、意外と早く国際化が進んでいくのかもしれません。願わくば、今一度生まれ変わって、幼稚園あたりから英語を習い直したいところではありますが。

 この学会の国際化については、第121回日眼総会抄録集のはじめの頁についている学会のアンケート用紙なども利用して、会員の皆様の忌憚のないご意見をお寄せいただければ今後の参考となりますので、よろしくお願いいたします。

公益財団法人 日本眼科学会
常務理事 後藤  浩

メインナビゲーションへ戻る
このページのトップへ
お問い合わせ利用規約プライバシーポリシーアクセシビリティ
Copyright © 公益財団法人日本眼科学会 All rights reserved.