日本眼科学会:レーシック術後の角膜感染症多発事件について
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レーシック術後の角膜感染症多発事件について

 2008年から2009年にかけて、東京の銀座眼科でレーシックを受けた方に多数の角膜感染症が発生しました。中には重篤な視力障害が残ってしまった方もおられます。この事件はマスコミなどで大きく報道されましたが、そのためにレーシックについて不安を募らせている方もいらっしゃるのではないかと思います。
 銀座眼科での感染症発生は、手術器具の滅菌消毒の不具合が原因と考えられています。
 通常、レーシック手術は清潔な環境の中で、厳重に消毒された器具を使って行われます。きちんとした知識を持った医師が、適切な方法で清潔に手術を行えば、感染症などの合併症が起こることは非常に希です。少なくとも、感染症が連続して発生するということはまず考えられず、実際に我が国ではそのような事例はこれまでに報告されていません。
 レーシックも体にメスを入れる外科手術のひとつですから、合併症が全く起こらないということはありません。感染症も、数千件に一例の割合で生じるとされていますが、通常の場合、感染症が生じても適切な方法で対処すれば、きちんと治療することができます。
 日本眼科学会では、「エキシマレーザー屈折矯正手術のガイドライン」を定めています。このガイドラインには、手術は清潔な環境で行うこと、術野の消毒を厳格に行うことが記載されています。また、レーシックを初めとする屈折矯正手術は、日本眼科学会が認定する「眼科専門医」が、屈折矯正手術講習会を受講した上で、行うべきであることを定めています。屈折矯正手術は眼科専門領域で取り扱うべき治療法であり、眼科学に関する広い知識を有することが術者としての必須条件と考えられるからです。眼科専門医の名簿は日本眼科学会のウェブページに掲載されています。
http://www.nichigan.or.jp/senmonlist/map.jsp
 また、屈折矯正手術に関する説明も、次のページに掲載しています。
http://www.nichigan.or.jp/public/disease/hoka_kussetsu.jsp
 今回の事件を受け、日本眼科学会では、エキシマレーザー屈折矯正手術のガイドラインの見直し、屈折矯正手術講習会の実施回数増加と参加アクセスの改善、講習会再受講の義務化、合併症実態調査の実施などの改善策を講じています。また同時に、国民のみなさまへ向け、適切な情報提供を行っていこうと考えています。ご理解の程、宜しくお願い致します。


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