日本眼科学会:眼科医を目指そう - 眼科専門医取得後の進路
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眼科専門医取得後の進路

白内障の手術は我が国では1年間に約100万件5)行われており、人口の高齢化とともに手術件数は年々増加しています。糖尿病網膜症、加齢黄斑変性など、失明につながる疾患も絶対数が増加する一方で眼科医療の進歩で、昔はあきらめるしかなかった病状でも手術やレーザー治療が可能になりました。さらに、昔は眼鏡かコンタクトレンズしかなかった屈折矯正も、いまではLASIKも選択肢になっています。眼科医は年々増えてはいますが、眼科医への需要はそれ以上に増加しており、眼科医は不足しています。医師臨床研修制度が始まった後、全国の大学で眼科の入局者が減少し、地方の基幹病院から眼科の常勤医がいなくなる事態が全国各地で起こっています。眼科医に対する需要は非常に高いため、大学病院や一般市中病院の勤務医として働くことも、開業して自分の診療所で診療を行うことも可能です。

図 人口10万対眼科専門医数

※眼科専門医数:財団法人日本眼科学会へ届出ている勤務先(平成24年4月10日現在)をもとに調査。勤務先の届出がない150名を除く。
※都道府県別人口:総務省統計局平成22年国勢調査人口等基本集計(平成22年10月1日現在)。

勤務医の先生へのインタビュー(東京・40代男性)

眼科勤務医の利点はやはり、仲間といっしょに仕事ができて、わからないことは周りの先輩にすぐ聞ける環境である。また、比較的休みがとりやすく、学会参加がしやすいことも利点だ。経営や雇用といった様々なマネージメントに関わらず、医業や研究に集中できる。もし将来開業したいと考えていても、専門医取得後ひとまずは勤務医として臨床能力を研鑽する事が多い。また、専門医を取得する頃には、眼科の中でも専門分野を決め、ライフワークとなるテーマを決めている先生も多い。大学病院や比較的大きな病院で勤務する場合、研究できる環境や施設が整っている。欠点としては、開業するのと比較して、勤務医は給料が安いことがあるが、昔ほどの開きはなくなってきているかもしれない。勤務医は、時間的余裕は少ないが、他科との密な連絡をしながら様々な疾患を診察できる。

勤務医の先生へのインタビュー(40代男性)

近年眼科を志望する研修医の数が全国的に減っているそうです。最近眼科は学問的興味を失うような、魅力のない科になってしまったのでしょうか?そんなはずはありません。以前より格段に進歩した手術、診療機器の数々、再生医療をはじめとした先端医療の実現など、どうみても魅力的な診療科です。研究分野も多岐にわたり、様々な選択肢があります。眼科手術は敷居が高く感じるかもしれませんが、手先が特別器用でなくても大丈夫。我々はF1レーサーになる必要はなく、速度を守って安全運転をできるようになることの方が重要です。治療で視力を取り戻すことができ、患者さんから感謝されることが多く、本当に日々やりがいを感じることのできる仕事です。よく眼科医は飽和している、ということがいわれますが、今後高齢化社会がさらに進めば、今以上に眼科のニーズが高くなることは間違いありません。体が元気でも視機能障害で生活や仕事に制限を強いられる人がこれ以上増えたら、社会的に大きな問題ではないですか!我々眼科医が日々行っていることは、本当に重要なことです。みんな眼科医を目指してともにやりがいを感じながら頑張ろうではありませんか!

開業医の先生へのインタビュー(50代男性)

眼科医を目指す、かも知れない若い方に、医局生活約10年、開業生活約20年の私から、眼科を選んで良かったと思う2点についてお話ししたいと思います。
まずひとつは、「専門性の高さ」です。眼科は視覚を扱う感覚器科です。感覚器は独自の構造と働きを有しており、それを熟知していない者には理解不能で、その診療は専門家にしかできないのです。情報化社会の現代、この感覚器に障害が生じると生活上非常な不便が生じますが、その一方で多くの場合生命にはかかわりません。したがって、障害を抱えて生き続けなければならないことになるわけで、その辛さは並大抵ではありません。その時に頼れるのは専門家だけなのです。
もうひとつは、「視認性の高さ」です。眼球は光を受け入れる器官ゆえ、透明な部分が多いため、逆に外から観察できる部分が多いという特徴があります。元来、パターン認識得意の視覚人間である自分にとって、多くの所見を視認できることは非常な利点でした。ただし、これには大変な修行が必要で、同じ眼を診ても、見えているものは一緒なのにベテランと新人では得られる所見に雲泥の差が生じてしまいます。まず、正常所見は何かということを身につけることが大変なのですが、このいわば修行がまた楽しいものであり、正常から異常へひとつひとつを積み重ねて来たことが、一生の仕事と続けていく動機付けになったのだと思っております。
開業しても、それなりに自信を持ってやってこられたのは、上記2点のおかげと思っております。

開業医の先生へのインタビュー(50代男性)

地方の大学に13年、東京の大学で更に12年を過ごし、現在は都内で開業して満5年です。
東北大学眼科初代教授の小柳美三先生は、「われわれ医学に携わる者の場合には患者が常に新しい問題を提起してくれる教師だから、その問題を解いて、清書した立派な答案を呈出するか、それとも落書きでごまかして済ませるか、それは、君自身が決める事だ。」と厳しく教えています。眼科開業医を、それまでの長くて辛い修練や勉学の成果を用いて収穫を得る時期として捉えるのは間違いです。小さな診療所には小さな診療所なりの責務があり、また喜びがあります。それぞれの患者さんに対して清書した立派な答案を呈出すべく務めたいものです。
開業医は受け身では務まりません。小さいとはいえ自分の城を持ち、そこを職場とする従業員を養う起業家です。あらゆることに同時に気を配らねばなりません。それは医業収入の確保で有ったり、従業員の教育で有ったり、労務対策で有ったりもいたします。
あなたがこれから高度に専門的で新しい医療を行おうとするならば、実力のある眼科の開業医と言うのはひとつのありうる選択肢であるかもしれません。

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