ガイドライン・答申

2010/02/10

眼内長期滞留ガス(SF6、C3F8)使用ガイドライン

ガイドライン作成の背景
 六フッ化硫黄(SF6)および八フッ化プロパン(C3F8)は網膜硝子体疾患の治療に必須の眼内長期滞留ガスとして使用されている。本邦においても長期間にわたり厚生労働省の承認を受けずに使用されてきたが、2007年11月にC3F8、2008年4月にSF6がそれぞれ厚生労働省の承認を受けた(医療機器承認番号21900BZX00979000、22000BZX00485000)。しかしながら、これらのガスの添付文書の中には現在の網膜硝子体疾患治療の実情に必ずしも一致しないことが含まれている。特に禁忌・禁止にC期以降の増殖硝子体網膜症(proliferative vitreoretinopathy:PVR)や緑内障が含まれていることは、長期滞留ガスの使用にあたり大きな障害となる可能性がある。これらの事態を解決すべく、日本網膜硝子体学会として、網膜硝子体手術における眼内長期滞留ガス使用のガイドラインを作成し、適応、使用、合併症の対策などの指針を示すことにした。

眼内長期滞留ガス(SF6、C3F8)使用ガイドライン 執筆者
大路 正人、小椋祐一郎、坂本 泰二、白神 史雄、平形 明人、寺崎 浩子、東  範行、飯島 裕幸、飯田 知弘、池田 恒彦、石橋 達朗、岸  章治、竹内  忍、中澤  満、根木  昭、堀  貞夫、堀口 正之、松村 美代、山下 英俊、山本 修一、湯澤美都子、吉田 晃敏、吉村 長久;日本網膜硝子体学会

眼内長期滞留ガス(SF6、C3F8)使用ガイドライン(362KB)


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