会員各位
MID-NET®(Medical Information Database Network)は、国の事業で構築されたデータベースシステムで、国内のいくつかの医療機関が保有する電子カルテやレセプト(保険診療の請求明細書)等の電子診療情報をデータベース化して、それらを解析するためのシステムです。
医薬品医療機器総合機構(PMDA)は、平成30年度からMID-NET®を医薬品の安全対策等に役立てているほか、本格的に利活用できる環境を製薬会社および研究者等に提供しています。
これまでの医薬品の安全対策は、副作用が疑われるとして医療現場から報告される情報などに基づいて行われてきました。しかし、医療関係者が副作用を疑わなければ報告されない、報告された副作用の発生頻度を計算することが難しいといった課題がありました。そこで、医療関係者からの報告に依存せずに、データベース化した電子診療情報を用いて、副作用を直接把握したり評価することなどを目指して、MID-NET®の構築が進められてきました。
このたび、MID-NET®の利活用に関するガイドライン等の一部が改正施行されました。詳細は下記のWebサイトをご確認ください。