日本眼科学会:理事会から(122巻4号)
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理事会から

理事会から

 平成29年4月に日本眼科学会監事を拝命いたしました。会員の皆様に一言ご挨拶申し上げることができればと考えております。

 監事へのご指名をいただきました当初、学術法人組織における監事の役割は、会計監査が主たる仕事で、お金の使途や処理に不適切な処理がないことを監査し、年度末の決算説明後に日本眼科学会評議員会にて「先ほど会計担当理事が報告された会計報告は、正確にして適正かつ公正であることを監事一同確認しました」等の報告を行えば済むのであろうな、とやや安易に考えておりました。自ら眼科病院を経営する一人として、長年、自らの生活を賭けて点検してきた貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書等の財務3表の点検を、同様に日本眼科学会組織に対しても行い、日本眼科学会が倒産しないように注意を払えばよいのであろう。それなら簡単じゃない。何故なら日本眼科学会は、非営利団体で収入は会費収入を柱として安定し、大きな設備投資の必要もない。誠に好ましいことに借金もなく、当然、借入金返済の苦しみもない。自己資本比率はほぼ100%で、人件費比率も約20%の超優良決算団体であるから、と考え簡単にお受けしたのですが、歴代の理事長、理事のご努力により、平成25年に日本眼科学会が公益財団法人として衣替えしたことにより、監事の役割と責任も変化し、従来、いわば閑職と考えていた監事の役割のみでは、今の世の中では通用しなくなっていることを学びました。内閣府からリリースされた「公益法人の各機関の役割と責任」と題された資料によりますと、監事の役割はその主たるものが理事の職務の執行を監査することであると規定され、その権限はこの理事の職務の執行の監査以外に、

  • 計算書類等の監査
  • 事業の報告要求、業務・財産の状況調査
  • 理事会の招集請求
  • 理事の行為の差し止め請求
  • 法人と理事との間の訴えにおける法人の代表
  • 会計監査人の解任

等という物騒な権限が記載されているのみならず、監事の義務として、

  • 委任の規定に基づく「善良な管理者の注意義務」、いわゆる善管注意義務
  • 理事会への出席義務
  • 理事会への報告義務
  • 評議員会の議案等の調査・報告義務
  • 評議員会における説明義務

が課せられ、義務違反の場合には法人に対する損害賠償責任、第三者に対する損害賠償責任、特別背任罪、法人財産処分罪、収賄罪等のテレビニュースでしか聞いたことのない罪状で責任を追及されることがあると規定されております。素人には刺激の強い権限、義務、さらには責任や罰則が羅列されておりますが、そもそも、新たに制定された公益法人三法は、税制上の優遇を受ける公益法人が国民の信頼を裏切らず、自律的な運営を継続するために法人の各機関の役割と責任をより明確に規定することを意図して制定され、これも時代の流れか、と心を改め、任された役割と義務を務めさせていただこうと考えております。

 幸いなことに日本眼科学会は120年以上の歴史の中で磨かれた組織と運営規律を有しており、公益法人三法の施行はるか以前よりその基本理念を長年に亘り忠実に実践してきている団体であることは多くの会員の一致した感想ではないでしょうか。また、監事に就任させていただいてから日本眼科学会の職員、運営の核になっておられる理事、特に理事長や常務理事の日常を拝見させていただき、処理、判断しなければならない事項の多さ、責任の重さに改めて驚くとともに、限られた時間で適切な判断を次々と下される諸先生の能力の高さ、その判断を実際の形に仕上げていかれる職員の方々のご苦労の多さにただただ頭の下がる思いでおります。「会員にいわば委託された形で担う理事会の業務を監査」するという監事の役割が厳密な意味で必要になることはまずあり得ないとも感じておりますが、日本眼科学会の評議員や役員にはまれな、市井の一開業医として眺めた日本眼科学会の姿に関し、時には大学教授諸氏とは異なった角度から意見や視点を提供できることもあるのではとも考えております。今後とも、会員皆様のご指導とご協力をよろしくお願い申し上げます。

公益財団法人 日本眼科学会
監事 江口秀一郎

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