日本眼科学会:理事会から(123巻8号)
日本眼科学会 Japanese Ophthalmological Society
サイト内検索
検索方法
English HOME English English
会員専用コンテンツMY NICHIGANDEX
サポートセンター
HelpMY NICHIGANDEXとは?
MY NICHIGANDEXへログイン
お問い合わせ サイトマップ
メインナビゲーションを飛ばす
Home会員のみなさまへ理事会から > 理事会から(123巻8号)
会員のみなさまへ
コンテンツインデックスへ戻る
学術集会
専門医制度
生涯教育
ガイドライン・答申
各種手続
学会誌
理事会から
日本眼科社会保険会議
学術賞・助成金一覧
眼科関連学会

理事会から

理事会から

 本年4月より常務理事として、再度二期目の編集担当を拝命いたしました。平成29年度より編集理事を担当しておりまして日本眼科学会雑誌(日眼会誌)およびJapanese Journal of Ophthalmology(JJO)に参画しております。この場をお借りしてこの一期2年の変革をご報告させていただきます。

1. 日本眼科学会雑誌

 現在、123巻を発行中です。平成29年にかけて投稿数・掲載数が減少傾向でありました「日眼会誌」ですが、会員の方々の関心を向上させるべく活動してまいりました。この2年の動向を列挙させていただきます。

1) 論文化と学会誌としての意義の強調―一人一報「日眼会誌」

 再度評議員をはじめ学会員の方々に「日眼会誌」について再認識していただくために、研究・学会発表・論文化といった活動の成果を、まずは日眼の機関誌である当誌に投稿することの意義を誌面や評議員会で強調してきました。特に若い会員の方には、最初の論文発表の登竜門として一人一報は「日眼会誌」に、という認識を持っていただきたいと思います。幸いに投稿数が増加し、平成30年の掲載数は以前より約40%増加しています。

2) 投稿規定変更―新たに学会原著論文の採用開始

 学会発表数は例年増加しておりますが、論文化の現実は如何でしょうか。具体的な数字はないのですが、論文化しなければせっかく行った研究も後世には残りません。そこで、日眼総会での一般講演内容を各セッションの座長に評価していただき、優秀演題を日眼会誌に投稿していただくよう推薦してもらう仕組みを作りました。いわゆる学会原著です。学会原著は学会投稿時の査読、発表時の座長による評価を経ているため、通常の原著と異なり論文査読は2名で迅速に行い、採否決定までの期間が短い(遅くとも年内に採否が決定される)というメリットがあります。したがって専門医受験資格としての筆頭著者論文を得るためにも有利な投稿規定となっています。初年度(平成30年度)は20篇の学会原著論文が投稿されました。今後も是非ご活用ください。また、外国誌要覧の投稿規定も「原則としてJournal Impact Factorが3.0以上のpeer review journalに掲載された、症例報告以外の原著論文に限る」と変更になっております。

3) 国際文献データベースMedlineへの採用中止

 米国国立医学図書館運営の文献データベースであるMedlineは世界の医学雑誌を掲載していますが、数年前よりその登録雑誌の再選定作業が行われ、残念ながら長年採用されておりました当誌は、要約以外は日本語であることと、編集部は日本人だけで構成されており日本人に特化して国際性が低いことから不採用となりました。

4) デザイン・記載内容の変更

 関心を持っていただけるよう、次のような改変を行いました。

 ・表紙に論文の画像を採用(平成30年より)―興味を引いていただく手段です。
 ・裏表紙の著者名とともに所属を記載―同窓生の活躍が分かりやすいと評判です。
 ・学会研究会案内欄のスリム化―情報として必要性の低い地方会の案内を削減しました。
 ・復刻表紙デザイン(平成31年より)―歴史を感じていただければと思います。今秋の日本臨床眼科学会でもその印象のアンケート調査を行いますのでご協力ください。

 以上のような動きがありましたが、ここで再度「日眼会誌」の特徴をまとめさせていただきます。

1) 論文投稿のステップを学ぶに最適な和文医学雑誌

 英文論文を投稿することはもちろん重要ですが、最初のステップとして和文論文を投稿するのは比較的容易であり、自身の成果が雑誌に載った喜びを若い間に実体験していただきたい。何よりも研究成果を発表し、後世に足跡を残すことの意義を再認識して欲しいと思います。

2) 高い採択率と質の高い査読

 査読はその雑誌の質に反映されます。編集委員および査読者の大変なご尽力のお陰でより良い論文の掲載が実現できており感謝申し上げます。この2年間の採択率は72%前後と以前よりやや厳しいですが、投稿が増えていることを反映した結果ですし、厳格な査読を経て良質の論文が採用されていると感じています。

3) 症例報告の論文投稿可能

 近年、海外雑誌では症例報告掲載誌が少ないのですが、日眼会誌では受け付けています。稀少症例は論文にまとめてこそ価値があります。

4) 評議員立候補必要条件としての日眼会誌原著論文

 評議員になるには「JJO」とともに「日眼会誌」筆頭原著論文が必要です。学会への貢献度の一つの指標とされています。この欄を読まれた先生ご自身も、また指導医の先生も、是非とも将来の日本眼科学会を担う人材には、「日眼会誌」、そして「JJO」へ投稿するようお考えいただけますと幸いです。

5) 安い投稿料

 投稿料は以前と比べ格段に安くなり、カラー印刷料だけです。学会員である大きなメリットだと考えます。

2. Japanese Journal of Ophthalmology

 現在63巻を発行中です。Impact Factor向上を目指しており、この2年の動向を列挙させていただきます。

1) Impact Factorの推移

 図に2012年度(平成24年度)からのImpact Factor変化グラフを示します。最新2017年度(平成29年度)のImpact Factorは1.775と増加傾向にあります。2.0以上を目指しておりますので是非JJO直近の2年間の論文を1報でもすべての投稿論文に引用していただきますようお願い申し上げます。2.0以上になれば明らかに目立つようになり良い循環に入ってくるものと信じています。すべての会員の皆様方に意識を持ってJJOを引用していただきますようお願い申し上げます。引用しやすいような戦略を立てており、下記をご一読ください。JJOの地位向上は、ひいては日本の眼科の国際レベル向上にも繋がります。よろしくお願いいたします。


図 Impact Factor(IF)の推移

2) 投稿および受理動向

 投稿数は例年約300篇あり、毎年安定しています。そのうち国内からは約1/3の約100篇、海外が約2/3の約200篇となります。一方、受理数は逆転して、国内論文が約70%、海外30%となっており、如何に国内論文の投稿内容の質が高いかを反映しています。ただ今後は英文誌としての知名度の向上を目指して、投稿論文数と海外からの受理数が増加することを期待しています。現在、論文受付から不採用までの日数は平均20日間と短く、また最初の改変依頼までの期間は平均約2か月、受理までの期間は平均約6か月です。投稿の際のご参考となれば幸いです。またカラー掲載料は無料になり投稿しやすくなっております。

3) JJO引用向上戦略その1―主要および最新トピックの掲載

 JJOを引用していただくにあたり、やはり研究の主要な背景となる情報が掲載されている必要があります。この数年の引用頻度からみても、総説論文が1年当たり平均3回以上であり、JJOのIFを引き上げることに役立っていることは明白です。そこでInvited Review、最新のトピックであるForefront Review(Cutting Edge、Hot Topics、Pros and Consなどのテーマがある)といった内容の論文を掲載する企画を立てております。今後も会員のご意見を是非お寄せいただき、掲載すべき内容など広く募りたいと思っておりますのでご協力のほどよろしくお願い申し上げます。引用しやすいトピックがJJOに掲載されていることを是非ご周知ください。

3) JJO引用向上戦略その2―Sharedit機能採用

 これまでJJOサイトへのアクセス権を持つ方(定期購読者)以外は、JJOサイトの論文をAbstractまでしか読むことができませんでした。しかしながら本サービス導入により、JJOサイトへのアクセス権を持つ方からJJOサイトへのアクセス権を持たない第三者(非定期購読者)へ全文閲覧用のリンク情報を提供することで、受取手がその論文全文を閲覧できるようになりました。また出版時に著者へJJO執筆論文のリンク情報が付与されるため、著者がご自身の論文リンク情報を第三者に渡すことも可能となりました。印刷やPDFでダウンロードできるOpen Journal化ではありませんが、定期購読していない方にもご利用いただけるようになっております。

 両学会誌に共通してのことですが、昨今の投稿規定の厳格化はご存じだと思いますが、利益相反申告、研究倫理規定遵守、Authorshipについては十分ご認識のうえ、投稿いただきますようお願い申し上げます。今後も公式学会誌としての「日眼会誌」、「JJO」をより良いものにしていけるよう編集部一同尽力していく所存です。

 最初の1本を「日眼会誌」に、次には「JJO」に! さらに「JJO」の直近2年論文の引用、について会員の皆様よろしくお願いいたします。

公益財団法人 日本眼科学会
常務理事 相原  一

メインナビゲーションへ戻る
このページのトップへ
お問い合わせ利用規約プライバシーポリシーアクセシビリティ
Copyright © 公益財団法人日本眼科学会 All rights reserved.