お知らせ

2024/12/05
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テプロツムマブの適正使用に関するステートメント

 日本で2024年11月20日にテプロツムマブ(teprotumumab: TEP、テッペーザ®)が活動性甲状腺眼症を効能・効果として薬価収載されました。これを受け、TEPの臨床使用が開始されるにあたり注意喚起を行うために本ステートメントを作成しました。
 TEPは、インスリン様成長因子-1(insulin-like growth factor 1: IGF-1)受容体を阻害する、ヒト型抗IGF-1受容体モノクローナル抗体です。中等度から重度の活動性甲状腺眼症患者を対象とした国内第3相臨床試験 (OPTIC-J)において有効性が示されています。一方で、注意すべき有害事象が報告されており、添付文書に則った使用が必要となります。安全な臨床使用のため、特に注意喚起がなされている有害事象のうち聴覚関連障害、高血糖について、現時点での国内および海外における臨床試験、先行して承認された海外における臨床研究の報告に基づき、本委員会において検討し事例と対策を示しました。
 全文は下記のPDFファイルをご確認ください。
日本甲状腺学会・日本内分泌学会
「バセドウ病悪性眼球突出症の診断基準と治療指針の作成」委員会
日本眼科学会 甲状腺眼症ワーキンググループ