屈折矯正手術

近視、遠視、乱視などの屈折異常に対する矯正方法には、メガネ、コンタクトレンズ、手術による方法があります。屈折矯正手術には主に2種類の方法があり、レーザーによって角膜の屈折を変化させる方法(PRK、LASIK、ReLExなど)と、眼の中にレンズを挿入することで屈折を変化させる方法(有水晶体眼内レンズ)があります。現在本邦ではLASIKと有水晶体眼内レンズが主流となっています。

LASIK

LASIKは、フェムトセカンドレーザーというレーザーを用いて角膜の表層部位に約150ミクロン程度の厚さのフラップを作製し、それをめくって角膜実質を露出させ、そこにレーザーを照射して角膜実質の一部を切除しすることにより角膜の屈折力を変化させ、屈折以上を矯正します。フラップはレーザー終了後元に戻すため、
角膜表面が術後すぐに元に戻るため、術翌日から視力が改善し、また疼痛が少ないことが特徴です。
局所麻酔で数分程度で終了する手術です。合併症として感染症、ドライアイ、フラップのズレ、炎症、角膜混濁、上皮迷入、夜間視力の変化(グレア、ハローなど)などのを生じる可能性があります。またある一定の割合で術後に近視に戻ることも報告されています。
なおLASIKは強度近視の方、角膜が薄い方、円錐角膜の方、遺伝性の角膜変性症の方は受けることができません。

有水晶体眼内レンズ

屈折矯正力のある薄い眼内レンズを目の中に挿入する手術で、水晶体を温存したまま行うため、このような名称になっています。英語訳である「フェイキックアイオーエル(phakic IOL)」と呼ばれることも多いです。様々な有水晶体眼内レンズがありますが、術後の眼圧上昇のリスクの低い穴の開いた後房型の有水晶体眼内レンズが主流となっています。
手術は局所麻酔で数分で終了する手術です。合併症として、感染症、角膜内皮減少、白内障などの合併症が報告されています。

関連する病名 近視、遠視、乱視、老視