ガイドライン・答申

2011/01/10

眼底血管造影実施基準(改訂版)

 現在、眼科領域で行われている眼底血管造影検査にはフルオレセイン蛍光眼底造影とインドシアニングリーン蛍光眼底造影とがある。蛍光眼底造影検査の安全性を図り、副作用の軽減を目的として平成13年、眼底血管造影実施基準が策定された。しかし、10年の間に造影装置や、副作用の予防に対する考え方などにおいて、いくつか変更があった。この実施基準はそれらを踏まえ、現行に即したものに改訂したもので、以下の内容を含んでいる。

  1. 検査室の整備
  2. 検査の必要性の検討
  3. 投与量の検討
  4. 既往症の聴取、副作用の予測を含む全身状態の検討
  5. 検査の説明
  6. インフォームドコンセントの実施
  7. 検査前の血圧測定、血管確保、造影実施前の予備テスト
  8. 注入速度の検討
  9. 被検者の観察、副作用に対する対策の確立
  10. 検査後の血圧測定
  11. 副作用報告の励行

眼底血管造影実施基準委員会
湯澤美都子(委員長)、小椋祐一郎、高橋 寛二、光畑 裕正

眼底血管造影実施基準(改訂版)(469k)
訂正文(71k)

Adobe Readerのダウンロード PDFを閲覧するには、Adobe Readerが必要です。