医学生・研修医の皆さまへ
眼科では約4割が女性です。私たちは学生の頃、男性となんら変わることなく学生生活を過ごしてきました。女性が男性と異なってくるのは、やはり出産後からでしょう。医学生や研修医の若い先生方は、子供ができたら仕事は続けられないな、と感じている人が多いかもしれません。けれど、思い出してください。医学部合格はとても素晴らしいことだったはずです。どうしても医者になりたい、という強い意思がありながらも入学が叶わなかった受験生もたくさんいます。ごく限られた人しか取得できない医師免許をもった女性医師の皆さんが、結婚、出産を機に仕事をやめてしまうのは、社会において大きな損失です。高い志を持っていれば、結婚、出産、子育てをしながらでも、仕事は続けられます。男性医師の理解も時代とともに随分変わり、女性医師が一生涯を通して戦力でいられるように、働き方において様々な改革が進んでいます。
まずは、全国でも少ない女性主任教授からのメッセージを是非ご一読ください。そして、子育てしながら第一線で活躍されている身近な女医さんからのメッセージも読んでいただければ、眼科医としての未来像が浮かんでくることと思います。