AI・ビッグデータ応用の最先端をいく眼科
筑波大学眼科 大鹿哲郎
人工知能(AI)の医療への応用が盛んに行われていますが、情報のデジタル化が進んでいる眼科は、AI・ビッグデータとの親和性が非常に高く、医学の中でトップグループを走っています。
最も活発なのが、AIによる画像診断です。網膜の写真から網膜疾患を同定したり、緑内障の診断をしたり、角膜の写真から感染症と非感染症を振り分けたり、といった応用が行われています。AIの能力はとても高く、網膜の写真から性別や年齢を当てることができるなど、ある面では人間を超えた能力を発揮しています。
日本眼科学会はAI・ビッグデータ研究に非常に力を入れています。デジタル入力機器を応用した遠隔医療にも、積極的に取り組んでいます。皆さんも眼科医療を通して、未来の医療に関わってみませんか。
糖尿病網膜症
網膜静脈閉塞症
感染症
非感染症