日本眼科学会からのメッセージ

理事長挨拶

皆様、日本眼科学会のホームページへようこそ。日本眼科学会は、120年以上の歴史を持つ公益財団法人であり、15,000人以上の会員でもって、皆様の眼の健康、ひいては人類・社会の福祉に貢献することを目的としております。
外からの情報の80%は、目から、といわれるほど、目は私たちが健康に生活していくために重要な感覚器です。特に、高齢化社会といわれる今、健康寿命も伸ばし、よりよい生活を送るためには目からの情報はますます重要になってきます。例えば、白内障手術を受けた人では、認知機能も向上するというデータもあります。加齢によって身体機能が衰えることをフレイルといいますが、「アイフレイル」は、年齢がいっても目の働きが衰えないようにする合言葉です。
見え方が悪くなる病気にはさまざまなものがあり、気づかないうちに大変進行している緑内障や糖尿病網膜症、急に見えなくなる血管の病気や、網膜剥離などがありますし、遺伝的な病気もあります。
眼科での診断と治療の進歩は数年ごとにジャンプしているといっても過言ではありません。iPS細胞移殖が先駆けて行われたのも目の病気ですし、遺伝子治療の試みも始まろうとしています。一般に行われる加齢黄斑変性の眼内注射により、多くの方の視力を救えるようになりましたし、顎を台の上に載せれば、緑内障で視野欠損が起こる前から診断治療をすることもできるようになりました。眼の中の手術もよく見える顕微鏡と採血の注射針よりも細い器具により安全に短時間で行えるようになりました。これからはAIも搭載される検査も出てきて病気の早期発見に一役買うでしょう。
人生100年時代を迎え、どうぞ皆様「アイフレイル」を念頭に置き、目の病気の早期発見早期治療を目指して、眼科で目の健康をチェックしてください。我々日本眼科学会会員は、日々眼科学の発展に寄与するために、診療・教育・研究に邁進してまいります。

公益財団法人 日本眼科学会
理事長 寺﨑 浩子