戦略企画会議

　文部科学省、厚生労働省、経済産業省の3省から「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」が告示され、2021年6月30日に施行となりました。
　これまで、臨床研究法で定める特定臨床研究や薬事申請のための治験を除く医学系研究においては、「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」（以下、旧医学系指針）および「ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針」（以下、旧ゲノム指針）の下に研究がなされてきました。しかしながら、旧医学系指針と旧ゲノム指針には、互いに重複する部分を含んでいながら若干の相違点があり、研究実施の手続きに際して混乱を生じる可能性がありました。そこで、両指針を統合することとなり、新たな指針として「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」（以下、生命・医学系指針）が制定されました．生命・医学系指針の施行に伴って2つの旧指針は廃止となりました。
　以下に、旧医学系指針および旧ゲノム指針からの変更点に焦点を当て概説いたします。

公益財団法人日本眼科学会

 

医学系研究に関する倫理指針の改訂について（190KB）

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