お知らせ

2023/07/18
会員の皆さまへ

マキュエイド®眼注用40㎎(トリアムシノロンアセトニド)の代替として、ケナコルト-A®筋注用関節腔内用水懸注40mg/1mLを硝子体手術の硝子体可視化を目的とした手術補助剤としてご使用いただくにあたっての用法・用量、調整方法および会員各位へのご協力依頼

日本眼科学会会員各位

公益財団法人 日本眼科学会
理事長 大鹿 哲郎
公益社団法人 日本眼科医会
会 長 白根 雅子

 
 本年4月にマキュエイド®(トリアムシノロンアセトニド)において、供給元のわかもと製薬より、品質問題が生じたことを理由に出荷停止の通知がありました。マキュエイド®は、硝子体手術時の硝子体可視化に対して国内では唯一承認を受けて使用されている製剤です。供給元からは、在庫消尽時期は2023年5月であり、現時点では供給再開の見通しは全く立っていない状況であることが報告されました。前述のとおり、マキュエイド®は国内で唯一認可されている硝子体手術の補助剤であるため、現在、日本網膜硝子体学会においてマキュエイド®の代わりに、かつて臨床研究で使用されていた実績のあるケナコルトA®の適用外使用に関する代替策が記載されております(https://www.jrvs.jp/)。
 これについて当学会で検討した結果、会員各位におかれましては、本製剤に欠品が生じている間、硝子体手術においてやむを得ない場合にはケナコルトA®を代替としてご使用いただくよう、ご協力をお願いいたします。
 なお、マキュエイド®の代替として、ケナコルトA®を硝子体手術の硝子体可視化を目的とした手術補助剤としてご使用いただくにあたっての用法・用量、調整方法を別紙に記載しております(別添1)ので、適宜ご参照ください。