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眼窩骨折

眼窩骨折とは

眼窩骨折とは、眼球を囲む眼窩壁が外からの強い衝撃によって折れる怪我で、「眼窩吹き抜け骨折(眼窩ブローアウト骨折)」と呼ばれることもあります。下壁(眼窩底)と内壁の骨は薄いため折れやすく、さらに骨折した所に眼窩の脂肪や筋肉(外眼筋)が挟まると、眼の動きが悪化します。(図)


図 右眼窩下壁骨折のCT画像

受傷機転

多くは顔面への強い衝撃によって起こります。スポーツ中の接触やボールの衝突、転倒、交通事故、けんかなどが主な原因です。眼球に加わった圧力が眼窩の骨に伝わり、弱い部分が副鼻腔側へ押し抜かれることで骨折が生じます。

症状

主な症状は、物が二重に見える(複視)、目を動かしにくい、目を動かすと目の奥が痛い、頬や上唇のしびれ、鼻血です。子供は大人に比べて強い吐き気や徐脈を伴うこともあります(眼球心臓反射症状)。目の周囲の腫れや内出血が落ち着いたのちに、眼球が奥に引っ込んで見える状態(眼球陥凹)になることもあります。

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検査所見

診断には眼窩のCT検査が有用です。CT検査で骨折の有無、脂肪や筋肉が骨折部に挟まっていないかを確認します。視力、眼圧に加え、眼球運動と眼球突出度を検査します。

治療のタイミング

CTで明らかに筋肉が挟まっている場合や強い神経反射症状がある場合は、できるだけ早期に手術を行います。症状が軽い場合は、1週間ほど経過をみてから手術の必要性を判断します。症状がない場合でも、徐々に目の動きが悪くなったり、目が奥に引っ込んで見える状態になるため、定期的な検査が必要です。

治療方法

手術を行います。骨折部に挟まっている脂肪と筋肉を眼窩内に戻し、骨折部を自分の骨、もしくは人工物で整復します。怪我や手術から2週間は鼻を噛まないようにします。


監修:日本眼形成再建外科学会 (参考:http://www.jsoprs.jp