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I 背景
2006年にドライアイ研究会がドライアイの定義と診断基準を改訂してから10年が経過した1)。この10年の間のドライアイの臨床および基礎研究の進歩は目を見張るものがあり、我が国はその中でも世界をリードしてきたといっても過言ではない。研究の発展にはドライアイの概念と診断基準の統一が必須であることは論を俟たず、2006年のドライアイ診断基準の発表がある程度寄与したことは大変喜ばしい。今回、ドライアイの定義と診断基準を改訂することとなった。その理由は、この10年のドライアイ研究の進歩と国際的な状況の変化があり、本稿ではその点について概説する。
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