ガイドライン・答申

2024/02/09

屈折矯正手術のガイドライン(第8版)

日本眼科学会屈折矯正委員会

I はじめに

 1993年(平成5年)6月18日、エキシマレーザー屈折矯正手術の適応についての第1次答申が本委員会より提出された。以後、1995年(平成7年)10月1日、PRK(photorefractive keratectomy)手術の承認を経て、近視矯正LASIK(laser in situ keratomileusis)手術および遠視矯正LASIK手術が、それぞれ、2006年(平成18年)10月25日および2008年(平成20年)12月22日に認可された。さらに、2010年(平成22年)2月2日に有水晶体眼内レンズが承認されたことに伴い、適応年齢、矯正量など、手術に関する基本的事項について、7次にわたる答申を行ってきた。
 2023年(令和5年)3月22日,フェムトセカンドレーザーを用いた薄層切除術(SMILE)が承認された.角膜片(レンチクル)の作製によって近視および近視性乱視を矯正するものである.今回,本法を加えた屈折矯正手術のガイドライン第8版を作成した.(日眼会誌128:135-138,2024)