お知らせ

2025/05/20
会員の皆さまへ

ベランタマブ マホドチン製剤(ブーレンレップ®点滴静注用100 mg)の使用にあたっての眼科検査への協力のお願いNew

日本眼科学会会員 各位

公益財団法人日本眼科学会

 今般、微小管阻害薬結合ヒト化抗BCMAモノクローナル抗体ベランタマブ マホドチン(遺伝子組換え)製剤(ブーレンレップ®点滴静注用100 mg)(製造販売元:グラクソ・スミスクライン株式会社 https://materials-library.gsk.com/ja-JP/gskpro-japan/products(以下、本剤)は、「再発又は難治性の多発性骨髄腫」を効能または効果として2025年5月19日に製造販売が承認されました。
 本剤は、開発段階において副作用として眼障害が発現したことにより、眼科医との連携が確保できている場合にのみ使用する旨の注意喚起がなされています〔下記参照
 以下内容をご確認のうえ、使用上の注意に従い眼科検査へのご協力をお願いいたします。

重要なメッセージ

  • 本罪は電子化された添付文書の1.警告において、以下の注意喚起がなされています。
    「視力低下等の眼障害が高頻度に認められている。点状表層角膜症等があらわれ、角膜潰瘍等、重篤な眼障害へ進行した症例が報告されている。眼科医との連携の下で使用し、本剤の投与開始前に眼科医による診察を実施すること。また、本剤の投与開始前も含め本剤の初回から4 回目までの各投与前は必ず、その後の投与期間中は必要に応じて、眼科医による視力検査及び細隙灯顕微鏡検査を含む眼科検査を実施し、患者の状態を十分に観察すること。異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うとともに、眼科医による評価を行うこと」
  • 本剤の使用にあたっては、定期的な眼科検査の実施が必須のため、本剤処方医と眼科医間で必ず連携を行っていただきますようお願い申し上げます。