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後発白内障

原因・病態

後発白内障(こうはつはくないしょう)は、白内障手術後に水晶体を包んでいた袋の後部に濁りが生じることで発症し、視力低下や目のかすみなどの症状を引き起こします。
発症頻度は、術後期間や眼内レンズの種類、合併症の有無によって、大きく異なります(約1~50%)。
治療としては、レーザーを用いた手術が一般的です。自覚症状が出ていない場合は治療の必要はありませんが、生活に支障を来すようであれば治療を受けることが推奨されます。後発白内障で見えにくくなった場合は、レーザー光線で濁った膜を切る治療を行います。入院の必要はなく、外来通院中に10分間くらいでできる処置で、痛みもほとんどありません。

: Kwon YR, Hwang YN, Kim SM: Posterior capsule opacification after cataract surgery via implantation with hydrophobic acrylic lens compared with silicone intraocular lens: a systematic review and meta-analysis. .J Ophthalmol 2022: 3570399, 2022.